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論文

大規模非定常数値シミュレーションのためのリアルタイム可視化システム; NEC SX-4上での並列ベクトル処理性能

武井 利文*; 松本 秀樹*; 村松 一弘; 土肥 俊*

可視化情報学会誌, 20(suppl.1), p.115 - 118, 2000/07

リアルタイム可視化システムRVSLIB(Real-time Visual Simulation LIBrary)を開発してきた。本システムは、大規模非定常数値シミュレーションに対するリアルタイム可視化と大規模蓄積データに対するポストプロセッシング用に開発されている。このシステムでは、ほとんどの可視化処理を計算サーバ上で実行し、生成した画像を圧縮し、ネットワークを通して端末へ転送する。これによって、計算サーバから端末に計算結果を転送する場合に比較し、データ転送量を大幅に削減し、インターネットを含む広域のネットワーク分散環境での可視化を可能にしている。一方、可視化処理が計算サーバのCPUリソースを消費するため、その高速化が必要である。本論文ではシステムの概要とともに可視化処理性能を示し、大規模非定常数値シミュレーション結果の可視化にとって計算サーバ上での可視化処理方式が実用的な手段であることを示す。

報告書

第10回原子力におけるソフトウェア開発研究会報告集; 1997年11月4日-5日,東海研究所,東海村

原子力コード研究委員会; 炉物理研究委員会

JAERI-Conf 98-005, 196 Pages, 1998/03

JAERI-Conf-98-005.pdf:9.23MB

本報告書は、平成9年11月4,5日に日本原子力研究所東海研究所で開催された第10回「原子力におけるソフトウェア研究会」での発表論文を収録したものである。今回は大規模数値シミュレーションと並列計算手法がテーマであり、並列処理手法、大規模並列数値シミュレーションに関する発表が行われた。

口頭

エネルギー保存スキームにおける運動量保存則

佐々 成正

no journal, , 

本発表は、材料研究開発支援のための高度基盤の研究開発に従い実施した量子凝縮系非線形ダイナミクスに対する並列シミュレーション計算手法に関する研究成果である。大規模並列計算における計算手法として、エネルギー保存を満たす手法を適用した場合に、運動量保存則が近似的にではあるが成り立つ事を検証した。具体的には、その保存性能を理論的に検証し、また、数値シミュレーション実行時に計算の信頼性の指標となる保存則を実際の計算においてモニターし、従来手法よりも高精度を保つことを例証した。

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